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​​催眠療法について

催眠療法のいろいろ

暗示療法

 私たちは、子供のころから親から教えられてきたこと、学校の先生から学んだこと、友達やマスメディア等の影響を受け様々な考え方や信念、感覚が無意識のうちに潜在意識として蓄積されています。

暗示療法とは、潜在意識にポジティブな言葉をもって暗示を与えることで、ポジティブな行動を促す療法を言います。  

 

●イメージ療法

 私たちが、梅干しやレモンをイメージしただけで唾液が出てくることがあります。これは、「梅干しやレモンは酸っぱい」という感覚が、潜在意識の中にあり、潜在意識は現実とイメージの区別をつけることができないからです。その特色を利用して、クライアントが望む姿、状況のイメージを潜在意識に働きかけ、ポジティブな行動を促すようにイメージさせる療法をいいます。例えば、スポーツ選手のイメージトレーニングや、在りし日の故人を思い出し会話をしたり、ハイヤーセルフと呼ばれる、高次元の知恵と対話をする時、また、光の癒しとして医療にも使用されています。

年齢退行療法

​ 小児行動心理学によると、個人の性格や行動の基礎となるようないわゆる刷り込みの時期というのは、0歳から6歳の間だといわれています。そのような時期にネガティブな体験によって、それがトラウマとなり、人生において前進できないということが起きる場合があります。例えば、最近多く見受けられるのが、どうしても父親に対して信頼感を持てない、恐怖心をもってしまうなど、これらは、幼児期に父親によるDVなどが原因である場合が多々あります。ただし、例えば10歳の時に初めて男性によるレイプを経験した時には、それが精神的外傷となる場合があります。この年齢退行療法では、こうしたネガティブな出来事によって刷り込まれる感情やビリーフ(~できないという思い込み)を緩和していく療法です。

インナーチャイルド

 ​インナーチャイルドとは、最近よく聞く言葉ですが、インナー内なる、チャイルド子供ということになります。つまり、私たちの潜在意識の中に存在する子供時代の自分自身を意味します。

子供のころ、私は父親からよく怒鳴られ、叩かれて育ちました。時には、父親の理不尽さに心を痛め自分の部屋に閉じこもり、父親を罰するために一言も口を利かないこともありました。

結婚後、子供ができ子育て中に私が子供のころに体験した父親との出来事が繰り返されるようになっていました。

つまり、私が妻や子供たちを怒鳴り散らし、怒った揚げ句に部屋に閉じこもり家族と会話を閉じていました。それは、家族に対する罰としてでした。まるで、父親に罰を与えるために会話をしなくなった時のようでした。このような状況をインナーチャイルド本当のあなたを取り戻す方法の著者ジョン・ブラッドショーは次のように言います。「私が今わかっていることは、子どもの成長が抑えられ、感情、特に怒りや傷ついた感情が押さえつけられた時、その人は、怒り、傷ついた子どもを抱えたおとなになるのだということです。この子どもはその人のおとなとしての行動を汚染しているのです」と。この療法では、大人の自分と子どもの自分の意識を行き来させ、交互に会話を交わしながらインナーチャイルドを癒していく療法です。

前世療法

​ 前世という言葉を聞くと、非現実的なもの、あるいは、スピリチュアルなとらえ方ができます。最近では、生まれる前の記憶を持つ子どもたちの話題が多く取り上げられています。つい最近、滑り台を滑って両親のところにやってきた少女の話が、テレビで放映されていました。実際に私の知り合いの子どもの中にも、そのような記憶を持っている子どもがいます。前世に対する考え方は様々ですが、この前世療法によって、ネガティブな感情を開放し、人間関係などを改善に導くことができるのも確かです。アメリカの精神科医で催眠療法士でもあるブライアン・ワイス博士は、この前世療法を使って多くのクライアントを救ってきました。彼の著書「前世療法」には、恐怖症を患うキャサリンという女性の症状が、前世の記憶を思い出すことによって改善していく様子が記載されています。彼によると、退行催眠中の記憶で、80%が実際の記憶で、10%は象徴的、比喩的なものであり、残りの10%は、記憶の歪み、あるいは偽りのものであると言っています。これらの数字には、科学的根拠はありません。しかしながら、それが事実であるか否かが大切なのではなく、この療法によってさまざまな問題が解決をみているという事実です。